インスタ萎えで集客という逆張りの発想。

インスタは現在飲食業界でも大事な集客ツールとなっているのは周知の通りである。数年前から１０代、２０代を中心にインスタグラムが流行している。タピオカ、パンケーキ、カラフルなわたあめなど、写真の加工に特化したSNSで集客をしているお店も少なくはない。

お店にとっては、無料で宣伝をしてくれるのだからありがたいところだ。

インスタグラムはファッションや芸術性などいわゆる、【映える】ものを撮ることが多い。

【インスタ映え】はカワイイ、KAWAII 、きれい、素敵というカテゴリーのものだ。人間の誰しもが持っているであろう、認知欲求。

その認知欲求が自分の心や繋がりを満たすだけでなく、広告や宣伝にもなっている。

ありのまま、あえてのインスタ萎え

インスタ萎えはユッキーナこと木下優樹菜が、夫であり芸人のフジモンを投稿したことによりバズった言葉だが、近年は若者でも逆に面白いということでハッシュタグ【#】に#インスタ萎えと投稿するようになった。

インスタ萎えは一般的にはカワイイとは綺麗の類ではないがありのままを撮ることで、面白いとなったり、あるあるという共感を得たりすることが多い。

この発想で集客をしているタピオカ店が存在する。GOOD　DAY　GOOD　TIME　良辰良時（東京渋谷）が販売するタピオカは見た目が汚い点が若者から支持されているから驚きだ。

中身のない、いいね！はもう疲れた。

最近インスタの仕様変更にともない、いいね！の数が表示されなくなったり公開の範囲を設定できるようになった影響もあると思う。

価値観の違う他人よりも、仲の良い友人達に評価されれば良い。そういった流れが今後起きてくるのではないかと予想される。身近な友達からの共感のほうが大事だということだ。

確かに私の友人にも、最近は無理して撮ったインスタ映え写真を撮るのも見るのも疲れたという人がたまにいる。これからの飲食店は本当に価値のあるものを提供する時代なんだと思う。

細かいカテゴリーされたお店が支持されていくのではないかと思う。時代に取り残されてはいけない。

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